競馬に魅せられた人々を描く
3位は『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)。
「妻夫木聡がいい」(群馬県・57歳・女性)、「実在の騎手もゲスト出演し見どころがある」(東京都・51歳・男性)、「人間と馬、それぞれの継承の難しさを軸にストーリーが進んでいくので重厚感があり、かつわかりやすい」(東京都・58歳・男性)と、70票。
競馬に魅せられた人々を描いた20年にわたる物語で、主演は妻夫木聡、共演には佐藤浩市ら豪華キャストが出演。
「妻夫木さん演じる主人公は競馬の門外漢だったけど、佐藤さん演じる馬主に惹かれ競馬の世界に入っていく。妻夫木さんの泣きは見どころの一つ。ぼろぼろ涙をこぼす人情全開泣きで、ザ・日曜劇場という感じの熱さ」
劇中では武豊ら実在の騎手も登場し、競馬ファンが盛り上がる一幕も。
「佐藤さんチームはなかなか勝てなくて、最終回で思わぬオチがつく。最後はカタルシスが残される。まさに日曜日のお父さんのためにあるドラマでした」
2位はNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。
「主人公の江戸のイノベーターとしての魅力、江戸の文化を深く掘り下げる新感覚のストーリー」(愛知県・33歳・男性)、「黄表紙や浮世絵がどのように創造され、エンターテインメントとしてどのような存在だったのかわかった」(東京都・55歳・男性)、「一人ひとり個性的で魅力的。久々に完走できそうな大河」(大阪府・53歳・女性)と、99票。
江戸のメディア王・蔦屋重三郎を題材にした物語で、横浜流星が主演を務めた。
「モデルの蔦重は今でいうスーパー編集者。私自身、浮世絵や江戸時代のカルチャーに興味があるので、めちゃめちゃ面白く見てました」とカトリーヌさん。蔦重にスポットを当てたことで、従来の大河とはまた違った楽しみも。
「大河ドラマって残りわずかとなると、この先どうなるかわかってくる。織田信長は本能寺の変で死ぬし、新選組は勝てないとわかっているから、予定調和でみんなが知ってる結末に向かう。でも蔦重はどうなるかわからないワクワク感がある。そういう意味でも今までにない大河でした」











