話題の“細田作品”も

 第3位には『8番出口』がランクイン。

 世界的大ヒットゲームを二宮和也主演で実写化した『8番出口』。無限ループする地下通路で異変を見つけて脱出を試みるという独特の世界観が話題となり、興行収入50億円超えのヒットとなっている。しかし、ストーリー自体に「意味がわからない」という厳しい意見が多く寄せられた。同じ画面が繰り返される面白さが、見る人によっては退屈に感じたようだ。

 心理的なホラー要素もあり、「怖すぎた」と嫌悪感を示す人も。また、原作ゲームの評判や映画の口コミにくらべて期待はずれだったという声もあがっている。

「地上に出るために歩き続けるストーリーの意味が良くわからない」(愛知県・77歳男性)「同じ画面だけが続く」(静岡県・75歳男性)「見る前の期待が大きすぎた」(愛知県・59歳女性)

 第2位は『果てしなきスカーレット』だ。

『サマーウォーズ』などを手がけた細田守監督の最新作で、芦田愛菜が主人公・中世の王女スカーレットを熱演。そのほか、岡田将生や役所広司、市村正親など豪華声優も話題となったが、公開直後から観客動員数は厳しい状況が続いている。

 アンケートでは「展開が急なのと、なぜ?と思う点が多かった」と、ストーリーの唐突さに戸惑う声が。美しい映像と音楽で引き込まれても、ストーリーに納得できないと観客は取り残されてしまうのだろう。

 これまで数々の大ヒットを生んだ細田作品ということもあり期待値が高かった人が多く、そのギャップにガッカリしたという声も目立った。

「これほどストーリーや設定が破綻しているとは思わなかった。登場人物の行動理由がまるでわからない」(千葉県・56歳女性)「映像美やCG技術が高いがシナリオがいまいちで内容が理解しにくい」(滋賀県・81歳男性)「今までの細田作品を期待していたら、ちょっと路線の違うものが出てきたので」(新潟県・47歳男性)