12月20日に放送された、芸人1000人の投票で“今年1番面白かった芸人”を決める『芸人総選挙2025』で1位に輝き、『水曜日のダウンタウン』(ともにTBS系)の人気企画『名探偵津田』内で発した「長袖をください」が『2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞』でノミネートされたほか、ドラマ『フェイクマミー』に出演するなど今年大躍進を遂げた『ダイアン』津田篤宏。
メンバーには賞レース王者がズラリ
そんな津田が率いる『津田軍団』メンバーの賞レースでの活躍ぶりがすごいと話題になっている。
『津田軍団』はお笑い業界で最も勢いがあるといわれおり、関西の人気番組『マルコポロリ!』(関西テレビ)でも特集されたほど。
古参メンバーには『女と男』市川、『ガクテンソク』よじょう(『THE SECOND』王者)、『ライス』関町知弘(『キングオブコント』王者)がいる。
今年4月に『よしもと道頓堀シアター』で開催された新メンバーオーディションでは『エルフ』はる、『たくろう』赤木裕、『豪快キャプテン』山下ギャンブルゴリラ、『オーサカクレオパトラ』りえちゃん、『アイラブ地球』きむきむが加入している。
また仮メンバーだった『ツートライブ』周平魂が、『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜2025』優勝後に正式メンバーに昇格。
昨年の『M-1グランプリ』ファイナリストの『ジョックロック』はオーディションに参加したものの、「すでに人気のある後輩はいらない」という理由で不合格になっている。
「津田軍団は“自分より売れている、または売れる見込みがある”後輩は入団できず、津田さんといる時に“お笑いの話をしない”ということが条件になっています(笑)。実際、メンバーは劇場で若い女性に人気があるとは言えない芸人たちばかりですが、ここまで賞レースで結果を出しているのは先見の明がありますよね」(お笑いライター、以下同)
『M-1グランプリ』の新王者に輝いた『たくろう』はオファーが殺到しているだけに、今後の活躍次第では軍団から外される可能性もあるが、賞レースで結果を出しているメンバーが多いのは何故なのか。
「東京進出後に津田さんを知った人は“イジられキャラ”のイメージが強いと思いますが、『ダイアン』は早くからその才能を評価されていたにも関わらず、地味な風貌でなかなか人気が出なかったタイプ。
しかしストイックにネタと向き合い続け、『M-1グランプリ』は2度決勝に進むなど、実力で現在の地位を築いたという背景があります。そのためかつての自分たちのように地味で人気はないけど、才能があると見込んだ後輩を可愛がっているのかもしれませんね」
また入団の条件も絶妙だと続ける。
「“売れる見込みがない”の前に“自分より”がついているのがポイントですよね。売れっ子芸人の中には、好きな時に呼び出せるよう芸人としての仕事がほとんどないような後輩を軍団メンバーにする人もいますが、津田軍団は賞レースで結果を出す前から劇場や営業の出番が多い後輩ばかりですから」
津田軍団メンバーの躍進には、周囲の活躍の刺激もあるのでは? と分析する。
「養成所でも早い段階で売れっ子が出た期は同期の芸人が刺激を受け、ブレイク芸人が続く傾向があります。逆に世間的に知名度のある芸人が誰もいない期もありますしね。身近な存在が賞レースで結果を出せば奮起するでしょうし、アドバイスも貰えるというのも大きいのでは」
来年は団長の津田だけでなく、『津田軍団』メンバーがバラエティー界を席巻するかも?











