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ー 修学旅行で上野動物園へ行くも…

 東京・上野動物園の双子のパンダ、シャオシャオとレイレイが、1月下旬に中国に返還される。最終観覧日は1月25日と発表されてから、返還前に2頭の姿をひと目見ようと、上野動物園には連日多くのファンが訪問。

修学旅行で上野動物園へ行くも…

 12月中旬は現地で並べば観覧が可能だったが、動物園の“アイドル”はそう簡単に見ることはできなかったよう。12月初旬に静岡県から修学旅行で上野動物園を訪れたという小学生の話。

「パンダが中国に帰っちゃうというニュースを見て、せっかくだから見たかった。でも1時間以上も並ぶっていうし、集合時間にも間に合わないから諦めた。家に帰って決められていた期限より前に中国に返すことになったと聞いてショックだった。せっかくなら見たかった……」

 と、肩を落とす。

 12月下旬になると、国民のパンダ熱はますます上がり事前のウェブ申し込みによる先着順の予約制となった。今月14日から最終観覧日である25日まではウェブ申し込みをして、さらに“抽選制”となるという。

「12日までは時間枠30分ごとに人数上限400人の事前ウェブ申し込みによる先着順の完全予約制です。14日以降観覧の抽選結果は一部出ており、最終日の申し込みは8日まで、結果発表は16日になります。最終日の時間枠は15分間、100人のみなので相当の申し込みがあるのではないでしょうか」(一般紙社会部記者)※詳しくは上野動物園のホームページをご覧ください。

 時間枠内に係員の誘導によって1分程度で移動する方式だ。 動物園を訪れてもパンダを見られない人が多数出ると予想されるが、2月8日までシャオシャオとレイレイの成長や思い出を振り返るパネル展が開催されている。

 昨年6月には、和歌山・アドベンチャーワールドにいた4頭のパンダが中国に返還されて、現在、日本に残るパンダは、シャオシャオとレイレイのみ。2頭が返還されると、約50年ぶりに日本からパンダがいなくなる。

 12月16日、返還発表を知った前出の小学生は、

「もう日本からパンダがいなくなっちゃうと知って、並んででも見ればよかったと後悔した。せっかく東京に行ったのに。また上野動物園にパンダが来てくれたら、いつかリベンジしたい!」

 と希望を口にした。

 日中関係悪化の影響で中国から新たなパンダの貸与は不透明な状況が続くが、子どもたちの「パンダを見たい」という純粋な気持ちは無下にはできない。“パンダ来日”のニュースを切に願うーー。