目次
Page 1
ー 現在も見つかっていないスマホ
Page 2
ー 悪用された形跡はなし

 原子力規制庁の職員が、2025年11月に私用で訪れた中国で業務用のスマートフォンを紛失していたことが、2026年1月6日に明らかとなった。

 そのスマホには、原子力施設で非公表にしている職員の名前や連絡先などが入っており、情報漏洩の可能性があるとして大騒ぎになっている。

現在も見つかっていないスマホ

紛失したスマホはどこへ?
紛失したスマホはどこへ?

「スマホは現在も見つかっておらず、原子力規制庁は情報が外に漏れた可能性は否定できないとしています。今回の出来事で、中国側に情報が抜き取られたのではないかと心配する声がSNS上で広がっています」(スポーツ紙記者)

 スマホの紛失による情報漏洩の可能性について、サイバーセキュリティに詳しい『イー・ガーディアン株式会社』に話を聞いてみると、

「スマホを拾った相手が、一般の個人であれば情報が抜き取られる可能性は高くありません。ただし、相手が専門的な機関やハッカーであった場合、情報が抜き取られる可能性は格段と上がります」

 一般的に、スマホを紛失した際は、遠隔操作でロックをかけたり、中のデータを消したりする対策を取ることができる。

 ただし、この方法には弱点もあるという。

「遠隔操作は、スマホなどの端末がインターネットにつながっていなければ作動しません。専門的な知識を持つ組織であれば、端末を入手した直後に電源を切ったり、通信できない状態にしたりもできます。そうなると、外部からの操作が届かず、対策が無効になる可能性があります」(イー・ガーディアンの担当者、以下同)