テニミュで王子様だった過去

2010年、加治将樹が所属していたD-BOYSのメンバー。左から加治将樹、鈴木裕樹、柳下大、荒木宏文、山田悠介
2010年、加治将樹が所属していたD-BOYSのメンバー。左から加治将樹、鈴木裕樹、柳下大、荒木宏文、山田悠介
【写真】「若い頃がイケメンすぎる」城戸小左衛門役を演じる加治将樹のD-BOYS時代

 そんな城戸役を演じた加治将樹だが、若い頃の姿が今とあまりにも違うことにSNS上で注目が集まっている。《城戸小左衛門の中の人(加治将樹さん)の若い頃がすごいイケメンと聞いてビビり散らしてる…》《城戸小左衛門が桃城だったのが信じられない》《テニミュ時代の面影全くないな!》という声に代表されるように、過去のビジュアルに衝撃を受ける視聴者が続出した。

 加治は1988年1月29日生まれの37歳。2004年にワタナベエンターテインメントが結成した若手俳優集団『D-BOYS』に所属し同期メンバーには俳優の城田優がいた。2005年、加治は『ミュージカル テニスの王子様』(通称:テニミュ)の・桃城武役で本格デビュー。青春学園中等部の元気印ムードメーカーを演じた。

 当時の加治は、176cmのすらりとした体型に目力の強い端正な顔立ちで、女性ファンから黄色い声援を浴びていた。テニミュファンの間では「シュッとしたイケメン」として人気を博し、舞台では圧倒的な存在感を放っていたという。

 現在の加治が体重97kgという体型になったのは、2015年公開の映画『サムライフ』での役作りがきっかけだった。監督の森谷雄氏から「体重を20キロ増量してほしい」と条件を出され、加治は半年かけて目標を達成。その徹底した役作りは「若手俳優で唯一、デ・ニーロ・アプローチ(名優ロバート・デ・ニーロのように過酷な役作りを行うこと)のできる俳優」と監督から絶賛。その後、『小さな巨人』(2017年)、『中学聖日記』(2018年)、『テセウスの船』(2020年)など、話題作に次々と出演しキャリアを重ねてきた。

「加治さんは、テニミュ時代のイケメン路線から大きく舵を切り、役作りのために体型まで変化させた稀有な俳優です。今回の『豊臣兄弟!』では、史実に名を残す武将・城戸小左衛門を演じていますが、嫌な上官という難しい役どころを見事に体現しています。テニミュ時代を知るファンにとっては別人のように見えるかもしれませんね」(同・芸能メディア編集者)

 第4回で早くも退場となった城戸小左衛門だが、俳優・加治将樹の存在感は視聴者の記憶に強く刻まれた。テニミュの王子様から役者魂あふれる個性派俳優へと変貌を遂げた彼の今後の活躍に期待したい─。