2023年オフにポスティングでのメジャー移籍をめぐって、千葉ロッテマリーンズとの契約交渉が難航し、2024年シーズンのキャンプイン5日前にして合意に至った佐々木朗希投手(25、現ロサンゼルス・ドジャース)の一件だ。
当時22歳の佐々木が希望したポスティング移籍において、大きな壁とされたのが「25歳ルール」の適用。佐々木自身もマイナー契約に抑えられ、所有権を持つ球団への譲渡金もわずか2〜3億円しか支払われない、佐々木を大事に育ててきた千葉ロッテには全く“旨み”がない契約だった。
日本の野球なんか終わってしまうよ
「2024年に自身初の10勝を挙げるも、NPB通算で64試合29勝とロッテ、そしてファンにとっても“令和の怪物”として物足りない数字。それでも、すでにMLBに気持ちが向いていた佐々木に折れる形で、球団は2024年オフにポスティングを容認したのです。
この時、ネット上では佐々木の自分勝手な主張が批判され、ゴネた末にメジャー移籍を勝ち取ったことで“ゴネ得”とも揶揄された。そして懸念されたのが、他の選手が“ゴネればポスティング移籍がまかり通る”という影響を受けないか、ということ」(前出・野球ライター)
もちろん佐藤が佐々木に影響されて、ポスティングを直訴したのかはわからない。しかしながら本来は球団側の権利であるポスティング容認だが、契約を渋る選手、そして代理人によって覆され始めている現実があるのも確かだ。
【ポスティングだけでそんなん何でもいけると思っとったら。野球なんか終わってしまうよ、日本の野球なんか】
1月21日にも阪神のオーナー付顧問・岡田彰布氏(68)が懸念を示した、現行のポスティング制度。
海外FA権の取得まで最短で9年間、メジャー志望の選手が若いうちに海を渡りたい気持ちにも頷ける。しかし結果を残せたのは本人による努力だけではない、育成やサポートに尽力してきた球団やスタッフ、そしてお金を落として応援してきたプロ野球ファンがいるからこそだ。











