高校時代からしのぎを削ってきた大谷翔平と藤浪晋太郎。10年ぶりの顔合わせではメジャー“先輩”の大谷が活躍法を伝授!? 写真/共同通信社
一部では「メンタルの弱さ」を指摘するプロ野球OBや解説者も見受けられたが、
「“メンタル”って言えば、それっぽく聞こえるんで、知識の浅い評論家の方たちはとりあえず“メンタルって言っとこう”と。藤浪のフォームの具体的にどう悪いとか、リズムが合ってないとかを言い切れんから、“メンタル”って藤浪に言っときゃいいやろ、みたいな」
穏やかな口調ながらも目は笑っていない藤浪。しまいには「昔のオールドスタイルな解説者の方々」と言い放つと、北条も苦笑いするしかなかった。
そんな“恨み節”は、野球ファンの間でもいまだに物議を醸す「161球」についても述べられる。2016年7月8日の広島東洋カープ戦で、初回に制球を乱すなどして序盤で5失点を喫するも、交代が告げられることなく8回まで続投。8失点で負け投手になったことよりも、藤浪が投じた球数「161球」が問題視された。
最後までこの試合責任持って投げろ
近代野球において通常では考えられない起用法がは、不甲斐ない投球を見せた“懲罰”として見做され、当時、監督として指揮をとっていた金本知憲氏(57)も試合後にはこれを認めていた。その金本本人から直接言われたわけではないが、
「金本さんが“プチン”となって、“お前、最後までこの試合責任持って投げろ”みたいな」
投手として打席を迎えても、また100球を超えても降板が許されなかったことで、その“空気”を察したという藤浪。金本氏からは「良くしてもらった」との、複雑な表情を浮かべる北条から「心境はどうやった?」と聞かれると、
「そんならもう200球でも300球でも投げたるわ、と思ってた。ぶっちゃけると。でも、その代わり小雨が降ってる中で、仮にも当時ローテーションを投げてたピッチャーに、“あれ、これ怪我していいと思ってんの?”っていう風には思ってた」











