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ー 鈴木との“対決”にスタッフもワクワク

 強い冬型の気圧配置となり、関東地方でも広い範囲で雪が降った2月上旬の週末、茨城県内の医療センターでは、NHKで今春から放送予定のドラマ『対決』の撮影が行われていた─。

「月村了衛さんの同名小説をもとにした作品で、松本若菜さんと鈴木保奈美さんが初共演することで注目を集めています。新聞記者役の松本さんが、医大の理事役を務める鈴木さんの不正を暴いていくというストーリーで、女性同士の対決が描かれるといいます」(テレビ誌ライター)

 ここ数年は連続ドラマや映画に出ずっぱりで、多忙な日々が続いている松本。今回のドラマでも、主演という大役を任されている。

「華やかな現在からは想像しにくいですが、彼女がここに立つまでには、20年に及ぶ助走期間があったんです。2007年にデビューこそしたものの、出演作は途切れないけれど、代表作と呼べるものが、なかなか生まれないという状態。いわば“名脇役の予備軍”という立ち位置が長く続いたんです」(スポーツ紙記者)

 潮目が変わったのは2022年。ドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)で見せた強烈な怪演だった。

「優雅でありながら狂気をはらむ主人公の義姉役だったのですが、目の動きや間の取り方、声色に至るまで、すごくリアリティーがあった。SNS上でも《怖い。でも目が離せない》と話題になり、一躍“怪演女優”として注目を浴びました」(前出・テレビ誌ライター)

鈴木との“対決”にスタッフもワクワク

2026年2月上旬、雪の舞う中で帰路についた松本若菜。トップスと帽子が特徴的
2026年2月上旬、雪の舞う中で帰路についた松本若菜。トップスと帽子が特徴的

 芸能界は若さが一つの武器とされがちだが、松本のブレイクは40代目前だった。

「これは異例といってもいいでしょう。2025年には、4月からフジテレビ系列で放送された『Dr.アシュラ』に主演し、10月からは、TBS系の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』にも出演しました」(前出・スポーツ紙記者)

 間髪を入れずに、今度はNHKのドラマに入っているわけだが、制作スタッフが注目していることがあるという。

「“演技派”といわれる松本さんとベテラン女優の鈴木さんの共演ですからね。いったいどんな芝居を見せてくれるんだろうって、スタッフたちもワクワクしているんですよ。今のところ、ふたりの演技“対決”は、両者どちらも譲らない五分五分といったところでしょうか」(制作会社関係者、以下同)

 冒頭の撮影日は、雪が強く降っており、撮影機材などを運ぶのも大変なようだった。

「松本さんは夕方5時ごろに撮影が終わったようでしたが、送迎車に乗り込むときも、見送りに来たスタッフに感謝を伝えていました。天候が悪い中、奮闘するスタッフを労っていたのでしょう」

 もう“遅咲き”とは言わせない。