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ー 自民党の鈴木貴子議員が指摘

 

 2月22日放送の『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)で、先の衆院選報道について謝罪・訂正がおこなわれた。だが、その対応をめぐり、一部から疑問の声が上がっている。

自民党の鈴木貴子議員が指摘

「この日、番組のMCである桝太一アナウンサーが『先週、2月15日のこの時間に衆議院選挙で初当選した自民党新人議員の現状を私たちはお伝えしました』と切り出し、比例代表単独で当選した村木汀議員の密着VTRについて説明しました。

 同議員は選挙活動中、名前の入っているタスキをしていなかったのですが、番組はその理由について『比例順位が低く、当選の可能性が低いと考えていたためであるかのような表現があった』とし、実際は比例代表単独候補についてはタスキを使用しないことになっている、と伝えました」(全国紙政治部記者、以下同)

 そのうえで桝アナは、「私たち番組の認識、確認不足により、事実と異なる印象を与える放送となってしまいました。村木議員、関係者の皆様に、そして視聴者の皆様に深くお詫びいたします」と謝罪した。

「発端は15日、このときのオンエアをちょうど見ていた自民党の鈴木貴子衆院議員が自身のXで、村木議員のVTRについて《あたかも“当選する意志がなかった”かのように誘導する構成に違和感を感じました》と指摘したことでした。

 すると鈴木議員のもとに、番組のプロデューサーから慌てて連絡があったといいます。番組の公式Xも《こちらの認識不足で、あたかも村木さんが「当選する可能性は低いと思っていたから名前の入っているタスキをしていなかった」との印象を与えるような紹介をしてしまいました》と謝罪していました」

 だが、この“謝って終わり”のような対応にSNSでは、《原因に言及なくてそれで大丈夫なん??》《出演者が謝罪、それも今は社外の人! 押し付けちゃった?》といった厳しい声が寄せられている。

「2021年4月から『バンキシャ』の総合司会を務めている桝アナですが、2022年3月に日テレを退職。同志社大学ハリス理化学研究所の専任研究所員として、サイエンスコミュニケーションの分野に進むためでした。番組のMCは続投していますが、桝アナは番組の“顔”である一方、すでに社外の人間。責任の所在が曖昧に感じる人もいたのだと思います」

 一番の問題は、なぜ今回のような初歩的なミスが起きたかということだ。

「同番組は日テレの報道局が企画・制作に携わっています。スタッフも、番組タイトルの“番記者”同様、政治に明るいはずのプロフェッショナル。衆院選の比例代表は政党名で投票する制度で、比例単独候補は氏名入りタスキを使用しないという基本的な情報を、なぜ取りこぼしたまま映像を作ったのかは疑問です」

 “社外”の桝アナひとりに責任を押し付けるわけにはいかないだろう。