2023年3月10日、WBC日韓戦で始球式を務めた岸田文雄前首相2
2023年3月10日、WBC日韓戦で始球式を務めた岸田文雄前首相2
【写真】「野球やってた?」“女子投げ”も指摘された岸田前首相の投球フォーム

 多少のハプニングはあったとはいえ、日本国首相のパフォーマンスは最高の形で終えたはずの始球式だったが、すぐに疑いの目が向けられることに。それは「本当に野球経験者なの?」という疑惑だった。

 広島東洋カープファンを公言する岸田氏の経歴では、全国屈指の進学校である開成高校「野球部」出身とされている。ところが始球式で披露したピッチングフォームや球筋は、お世辞にも経験者のソレには見えず、球歴“詐称”疑惑が浮上したわけだ。

黒縁メガネをかけた模範部員

 しかしながら長らく担当記者として自民党を取材してきた、現在はフリーのベテラン政治ライターによると、

「間違いなく野球部所属ですよ。当時は黒縁メガネをかけていた岸田さんは、入学当初から野球部に入部し、3年生は受験を控えるため、実質的な最終学年である2年生の夏まで、毎日グラウンドに入っては真面目に練習に取り組む“模範部員”だったそう。

 ただ本格的に野球を始めたのは高校からで、お世辞にも運動神経バツグンとは言えなかった。そのため投げ方は“女子投げ”のようで、それは引退まで治ることはなく、一塁と距離が近い二塁手がメインポジションになったと」

 現役時代は派手さはないが、堅実なプレーでコツコツとアウトを積み重ねるひたむきな選手だったという岸田氏。そんな姿に他の部員からの信頼も厚く、この時にはすでに国民を代表する国会議員の資質を見せていたのかもしれない。

 2025年12月には、同じく野球部出身の小泉進次郎防衛大臣(44)らと「野球の未来を考える議員連盟」を設立し、最高顧問に就任している岸田氏。内閣総理大臣としても、その情熱を国民に注いでくれたらもっと違う結果になっていたのかもしれない。

 こちらも野球愛を語る高市首相は果たして、どんな始球式を国民に見せてくれるのだろうか。