駅の開業100周年を記念して2014年に発売された「東京駅開業100周年記念Suica」。当初は1万5000枚限定の予定だったものの、希望者が殺到。その後、希望者全員が購入できるように予約販売に変更されたことで、最終的には約427万枚発行されることに。
ロックの解除はJR東日本Suicaエリア内の改札窓口のみ
大ブームを巻き起こした記念Suicaだが、1度も利用されていないカードに関しては今月31日をもって一律で失効することが報じられ、大きな話題になっている。
発行された約6割にあたる250万枚近くが未利用のまま失効の危機にあり、1枚あたり1500円分の電子マネーがチャージされていることから、計30億円以上の電子マネーが“消滅”する可能性があるという。
2026年3月末までに『交通機関の乗車』『買い物』『チャージ』などで1度でも使用すれば有効期限が10年延長される。しかし手元に未使用の記念Suicaが2枚あった記者が、最寄りのコンビニで使用しようとしたところエラーが出てしまった。
検索したところ発行から10年経ったカードは、すでにロックがかかっているようだ。そこでJR東日本に、未使用の記念Suicaを使用する際の注意点を聞いた。
「お持ちのSuicaのご利用が長期間ない場合、カード状態の確認のため改札機でご利用いただけない場合があります。ご利用できない場合は、JR東日本の改札係員にお申し出いただくようご案内を行っております」
ロックの解除ができるのは、JR東日本Suicaエリア内の改札窓口のみ対応が可能。「東京駅開業100周年記念Suica」以外のSuicaや利用のあったカードに関しては、発行や最後の使用から10年経ったものはロックの解除はできないということだった。
「Suicaは、原則として最後のご利用や発行から10年経過した場合は失効いたします。ただし、『東京駅開業100周年記念Suica』についてのみ、購入してから一度もご利用が無い場合に限り一律失効日を2026年3月31日と設定しているものであり、ご利用のあったものについては他のSuicaと同様にご利用日の翌日を起算日として10年経過した場合に失効いたします」
またロック解除後は、改めて1度使用しないとチャージ分は失効してしまうという。
「弊社ICカード乗車券取扱規則(Suicaに関する規約・特約)第11条第1項に規定している通り、SFの使用やチャージのご利用をいただく必要がございます。
Suicaの発売若しくは交換、SFの使用、SFのチャージ、Suica定期乗車券の購入、払いもどし若しくは更新、Suica特別車両券の購入若しくは払いもどし、Suica企画乗車券の購入若しくは払いもどし又はSuicaの再発行の請求に基づく使用停止措置のいずれかの取扱いを行った日の翌日を起算日として、10年間これらの取扱いが行われない場合には、Suicaに係る利用者の権利は失効します」
発行から10年経ったカードに関しては、モバイルSuicaと連携することはできない。
「規約上、失効してしまったカードをモバイルデバイスに取り込むことはできません」
失効してしまっても請求すれば駅の改札でチャージ残高1500円は返金されるものの、記念Suicaは回収されてしまう。そのため今後も利用したい人は、今月31日までに1度以上の利用が必須だ。
「失効したカードをご利用いただくことはできません。ご購入いただいてから一度もご利用のない『東京駅開業100周年記念Suica』を2026年3月31日以降も継続してご利用いただくためには、2026年3月31日までに鉄道・バスのご乗車やお買いもので一度ご利用いただく必要がございます」
購入した記憶のある方は改めて確認し、必ず期日内までに対応しよう。

















