野球とサッカー、ファンを二分した大谷とペドリの「双眼鏡」ポーズだが、本当にどちらかが真似をしていたのだろうか。その“真意”を掘り下げるとーー。
まずペドリ。2024年にバルセロナ公式SNSでは「父親に捧げる」ポーズと紹介されている。なんでも「双眼鏡」ではなく「メガネ」を表現したようで、後に「父のためにゴールを捧げたいと思った。家族全員がメガネをかけているから、このゴールセレブレーションに決めたんだ」と明かしている。
一方の大谷。こちらは「双眼鏡」ポーズにつながる直前プレーにヒントがあった。8対5でベネズエラがリードして迎えた8回の表、ツーアウトランナーなしで打席に立ったのは、MLBでも対戦するカンザスシティ・ロイヤルズ所属のサルバドール・ペレス捕手(35)。
ベネズエラ選手に対するジェスチャー
マウンド上の種市篤暉投手(27、千葉ロッテマリーンズ)の3球目を叩いた強烈な打球は、ファウルボールになって侍ジャパンの三塁側ベンチを強襲。この打球の先にいたのが大谷だった。大袈裟なアクションで避けてみせると、打席のペレスに対して、両手でグラウンドを指差して「打つのはこっちじゃなくて向こうだろ」とばかりにジェスチャーで会話。
続けて「ここから見てるからな」とばかりに、おどけて「双眼鏡」ポーズをとって笑顔を見せたのだった。この回に牽制ミスで失点を許した種市、そしてピンチの状況下で守備につくチームメイト、そして気落ちするベンチを鼓舞すくべく「野球を楽しもう」との大谷なりの気遣いだったのだろう。
つまりはプレーの流れから咄嗟にとったポーズであって、決してペドリを真似したわけでもなく、“切り抜き”画像からゴールセレブレーションと勘違いした“ハヤトチリ”から起きた野球・サッカー論戦だったようだ。
大谷とペドリ、競技は違えども互いに世界、ネットを熱狂させるアスリート同士なのは間違いない。

















