日常の気になる疑問を解決!今回は「あんぱん誕生のヒント」。知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.えっ、パンなのに?あんぱん誕生のヒントは“和菓子”だった
A.日本人の嗜好に合うパンを作ろうと、まんじゅうをヒントに生まれました(木村屋總本店 広報担当者)
ふんわりとしたパン生地の中に甘いあんこが詰まった「あんぱん」。日本人にとってなじみ深い菓子パンのひとつだが、実は誕生の背景には、日本人の味覚に合わせた試行錯誤と意外な工夫があった。
あんぱんが誕生したのは明治時代。1869年創業の木村屋總本店が、まだ日本でパンがほとんど普及していなかった時代に開発したものだ。
「当時、日本ではパンがあまり受け入れられていませんでした。そこで創業者である木村安兵衛と息子の英三郎が、日本人の嗜好(しこう)に合うパンを作れないかと考えたことが始まりです」
そう話すのは、木村屋總本店の広報担当者。
試行錯誤の末に着目したのが、日本の伝統菓子である酒まんじゅう。そこから酒種(さかだね)発酵をヒントにパン生地を開発し、日本人に親しまれていたあんこを組み合わせることで、和洋折衷の新しいパンが生まれた。
「酒種を使った生地は香りがよく、日本人の味覚に合うパンになりました。こうして明治7年に、現在のあんぱんの原型が誕生しました」
翌年には、幕末の幕臣で剣豪として知られる山岡鉄舟の仲介により、明治天皇に「酒種あんぱん桜」が献上された。これをきっかけにあんぱんは広く知られるようになり、日本を代表する菓子パンとして定着していった。
「明治7年の発売当初は、現在のような丸形ではなく、長細い形だったと記録に残っています。当時はすべて手作りだったため、作り手によって形にばらつきがありました。そこで、外側から餡(あん)の中身がわかる工夫としてトッピングに黒ごまや白ごまを使用したといわれています」
現在の丸い形に統一されたのは昭和30年ごろ。製造の安定化と品質の均一化を目的に、形が崩れにくく作りやすい丸形へと統一されたという。
「木村屋では誕生当時、こし餡はけしの実、小倉餡は白ごまをのせていました。中身の区別のほかに、香ばしさを加えるなどの役割を、今でも果たしています」






















