「もう少し考えたい。まだ決まっていないのが正直なところ」
ミラノ・コルティナ五輪での金メダル獲得という、日本スケート史に残る偉業を成し遂げた、フィギュアスケートペアの三浦璃来(24)と木原龍一(33)。前述は大阪で行われたアイスショーに出演し、今後の進退を問われた木原の言葉だ。
「りくりゅう」ファンの本音
3月に行われた世界選手権を欠場したペアだけに、その去就に注目が集まるのは当然だが、ファンの胸中はいま複雑に揺れ動いている。
SNSに溢れるのは、これまでのふたりへの感謝と、それゆえの“葛藤”の声である。
「正直、もう一度あの感動を味わいたい。でも、それ以上に“もう無理をしないで”という思いが勝ってしまうんです」
そう語るのは、長年ふたりを追い続けてきた熱心なファンの一人だ。
木原の度重なる腰の負傷、そしてそれを支え続けた三浦。二人がどれほどの痛みを抱え、血の滲むような努力で頂点に立ったかを、ファンは誰よりも知っている。
「今後については『焦って決めなくていいよ』というのが、今のファンの共通認識でしょう。引退という言葉を聞くのは寂しいけれど、ボロボロになるまで滑り続けてほしいなんて、今の二人の姿を見ていたら口が裂けても言えません。今はただ、スケート靴を脱いで、ゆっくりしてほしい。そんな“親心”のような思いが広がっているんです」(スポーツ紙記者)
一方で、アイスショーで見せる二人の滑りは、さらに輝きを増している。あの多幸感溢れるスケーティングを一度目にすれば、「まだ終わってほしくない」という本音が漏れるのも無理はない。
「二人の間に流れる空気感は、世界でも唯一無二。あの笑顔が見られなくなるのは、フィギュア界にとっても大きな損失だと思います。もし身体が許すなら、あともう少しだけと願うファンが多いのは当然ですよ。でもフィギュア選手のピークは一般的に20歳前後といわれているので……」(前出・ファン)






















