一部無料送迎バスを廃止した理由を、昨年12月にリニューアルしファミリー層向けの施設も増設したボートレース児島に話を聞いた。

売り上げは好調も現地は閑散としているレース場も

(廃止した路線の)利用者数の減少により、採算が取れなくなったためです。近年、ファミリー層向けのフロアや施設を増やしていることで、車で来場される方が増えていることも大きいですね。こちら側の判断のため、運転士不足が原因ではありません」 (担当者)

水上の格闘技と呼ばれ、若い世代のファンも増えているボートレース
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 SGやG1など大きなレースで廃止した路線の臨時便を出す予定があるか? という質問には、

状況にもよりますが、現状では増やす予定はありません。G1開催時などは、児島駅周辺などに臨時の駐車場などを借りて対応しております」(担当者)

 2025年度の売り上げはボートレースが前年の105.6%増となる、2兆6658億3216万4300円。競輪は116.6%増となる1兆5487億8116万3200円と絶好調

 競輪やオートレースの売り上げ増の背景には、購入額に応じたポイントバックやプレゼントキャンペーンを乱立していた民間企業が運営する投票サイトの台頭が大きい。

 しかし今年2月に政府が定める「ギャンブル等依存症対策推進基本計画」に基づき、ギャンブル依存症対策推進会議において「広告・宣伝指針」が改定されたことで、キャンペーンが制限されることになった。

民間投票サイトに頼っていた競輪や、高額購入者向けの特別会員制度を導入していた一部ボートレース場は早くも売り上げに影響が出始めていると聞きます。

 また東京や大阪のボート場は大きなレース以外でも若いファンの姿も目立つものの、競輪場や地方のボート場は若い客は皆無に等しい。売り上げが好調な今は、多少採算取れなくても新規ファンをレース場に呼び込むために無料送迎バスは続けた方がいいと思うのですが……」(公営競技サイトの記者)

 売り上げは好調でもレース場はガラガラ……という状態になる日も近いかもしれない。