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ー ひろゆきは「頭が悪い」と一刀両断

 4月9日に開かれた参議院財政金融委員会。参政党の塩入清香議員が相続税の問題を取り上げる中で、故・中山美穂さんの息子が約20億円の遺産相続を放棄したという報道について触れた。

ひろゆきは「頭が悪い」と一刀両断

 中山さんは2024年12月、54歳で急逝。遺産はアイドル時代の曲の印税や著作権、不動産などをあわせて総額20億円ほどになると噂されている。順当に行けばそれらの遺産はひとり息子が相続することになるのだが、そこでネックになるのが「相続税」だ。

 相続税は、相続する遺産の金額などで税率が決まる。相続金額が大きいほど税率は高くなり、今回のケースでは恐らく最高の55%。実に11億円もの相続税が発生すると予想されていた。しかし……。

「相続税は現金一括、もしくは不動産などの“物納”で納めなければなりません。しかも、期限は亡くなった方が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内です。その間に多額の現金を捻出するのは難しいですし、物納も条件などの面でハードルが高い。多すぎる遺産を相続しても、税金が払えず放棄するといった事例は多々あります」(税理士法人代表)

参政党の塩入清香議員
参政党の塩入清香議員

 塩入議員はこの相続税制度に関して、中山さんの遺産についての一部報道を引き合いに出し「昨今、相続税の負担の重さについて国民の間で大きな関心が高まっております」と主張。高額な相続税を支払えず、やむなく相続放棄や売却によって市場に流れた不動産が、外国資本に買われるケースもあると指摘した。これに対して舞立昇治財務副大臣は、相続税は「資産の再分配を通じて格差の固定化を防止する」ものだと答弁。

「確かに、それほど高額の相続で無ければ日本にも控除や各種特例制度があるので、“資産の再分配”という理念には適った制度とも言えます」(前出・税理士法人代表)

 実業家のひろゆきも、自身のYouTubeチャンネルで相続税について言及している。視聴者から“相続税をなくせという意見をどう思うか”と聞かれたひろゆきは、“頭が悪い”と一刀両断。「基本的には相続税をなくすと大金持ちほど得をする」「相続税を取らなくなったら大金持ちはもっと得をして、税収が足りなくなる」とコメントしている。

 相続税が払えず困っている人を憂う意見と、富の再分配のためには必要だという意見。この議論に対しては、ネット上でも「税金払うのは仕方ないんだけど、相続財産から払わないといけないのはおかしいと思う」「確かに貧富の差の是正という側面もあるから、一定の正当性はあるんだよな」「固定資産税とかも払ってるわけで、二重取りされてる感じで気分は良くない」「ほとんどの人がこんなに多額の相続税を払うわけではない。むしろ多くの人にとって富の再分配の方が有り難いのでは?」「一生懸命働いて築いた財産でも、死んだら相続税で大半持ってかれるとか辛すぎないか」など、さまざまな意見が上がっている。

 金額の差はあれど、多くの人がいつかは直面する相続問題。いざというとき、慌てずに済むよう準備だけはしておいたほうが良さそうだ。