4月10日に公開された人気アニメの『名探偵コナン』劇場版シリーズ第29弾『ハイウェイの堕天使』が、早くも失速し始めている。
公開初日の観客動員数は73万9000人、興行収入(以下、興収)は11億3000万円を記録。初日だけでシリーズ第1作目『時計じかけの摩天楼』の興収を11億円を突破し、公開から3日間の合計は興収35億213万7800円とロケットスタートを決めた。
公開6日目単日の興行収入は前作比の87.4%
昨年公開され、147.4億円を記録した『隻眼の残像』と比べても107%の好発進となっただけに、歴代最高記録更新が期待されていたものの、SNSでの口コミが賛否になったこともあり、日を追うごとに失速している状況だ。
「興行収入を紹介するSNSアカウントが明かしたデータによると、公開3日間の興収は前作より1億円ほど多かったにも関わらず、公開6日目の興収では前作の44.4億円に届かない44.28億円に留まっているんです」(映画ライター、以下同)
公開7日目となる4月17日には早くも45億円を突破。今年公開された映画では『ほどなく、お別れです』を抜き公開1週間で1位に踊り出るなど、オバケ作品であることは間違いないものの、週末の勢いを考えると少し物足りなさを感じるのも事実だろう。
公開6日目の単日の興収は推定3.11億円。前作比で87.4%、シリーズ歴代1位の『100万ドルの五稜星』と比べると83.2%と、シリーズ最高記録を目指すには厳しい状態になっている。
「『コナン』の劇場版シリーズはリピーターが多いのも特徴ですが、怪盗キッドの真相が明かされた『100万ドルの五稜星』のように何度も見たいと思うようなストーリーではなかったのが大きな理由でしょうね。また原作漫画やテレビアニメ版では数えるほどしか登場していないキャラクターの萩原千速がメインだったことで、“推し活勢”も近年の作品に比べると少ないのも一因かもしれません」
幅広い世代に人気の『名探偵コナン』だが、劇場版シリーズの興収を一気に伸ばしたのは2018年に公開された『ゼロの執行人』で主役級の活躍を見せたキャラクター・安室透の存在が大きいという。
「女性ファンを中心に“安室を100億円の男にしよう”と、何度も劇場に足を運ぶ動きが活発になったんです。同作の興収は残念ながら91.8億円で終わったものの、この作品以降に“推し活勢”が一気に増えました」
萩原千速はテレビアニメ版ではメインとなる回も放送されているものの、ライトファンへの認知度は決して高くない。
「SNSで“つまらない”という意見が散見されたことに加えて、馴染みの薄いキャラがメインだったことで鑑賞するか迷っている人も多いのかもしれませんね。ただ今作ではかなりカッコ良く描かれていますし、今後が気になる終わり方になっていたため、これからの展開次第では萩原千速の“推し活勢”もかなり増えそうです」
SNSでの悪評を跳ね除け、4年連続100億円突破となるか?






















