オイルに大豆や小麦粉も

サイゼリヤの『若鶏のディアボラ風』(公式サイトより)
サイゼリヤの『若鶏のディアボラ風』(公式サイトより)
【写真】サイゼの販売中止直後に松屋から出た「ディアボラ風チキン」

 今後のサービスの在り方についても聞くと、

「“全品均一・全国どこでも同じメニュー”という、従来の外食モデルから、“地産食材の活用”“メニュー数の絞り込みによる品質集中”“価格帯の見直し”などへのシフトが加速していくでしょう。価格の面でいうと、低価格維持の限界については業界全体がすでに認識しています。膨らむコストをどのように調整していくのか……。企業側の課題になるといえます」

 “食の海外依存”が招く危うさを無視できない中、私たちはどのように行動すればいいのだろうか。

鶏肉は家庭でも重宝される食材ですが、これにとどまらず、輸入依存が極めて高い調味料や加工食品の原料へも波及する可能性があります。具体的には、オリーブオイルや大豆、小麦粉などが挙げられます。家庭での対策として大切なのは、まず、鶏肉が高騰したら魚に切り替えるといった“代替可能性”を意識することですね。

 特定の食材に依存せず、複数の選択肢に基づく食卓づくりを実践していくとよいでしょう。また、国産や地産地消を意識した購買行動も、国内産業の維持や押し上げにつながります」

 遠い場所での出来事から日々の食卓を守るため、身近なことから始めていきたい。