実際の収録時間は?カラフルな着物の理由は?ネタを考えているのは……?
『笑点』の収録は基本的に隔週土曜に行われる。抽選制の無料招待で、普通はがきやインターネットの募集フォームから申し込むことで観覧することができる。
会場は後楽園ホールのことが多いが、地方局の開局記念の公開収録として別会場になることも。倍率は10倍以上ともいわれる狭き門だ。
「土曜日の朝からセットを組み、昼過ぎから収録が始まります。テレビで見るとコンパクトに収まっていますが、実際にはお題を出してから、落語家たちが考えている時間があります。会場にいるとテレビでは味わえないゆったりと流れる時間を体験できます」(渡邉さん)
たびたび、「台本がある(=回答が用意されている)のでは?」という噂がささやかれるが、「現場で見ているとそんなことはないことがわかるはず」と渡邉さんは笑う。収録は2本撮りなので、実際の収録は、演芸や大喜利を含めて2時間ほど。
ちなみに、今ではおなじみとなっている出演者各人のカラフルな着物は、カラーテレビ普及に伴い、派手な着物へと様変わり。それまで落語家の高座着は自前だったため、黒やグレーなどモノトーンなものがほとんどだったそう。
それぞれのキャラクター性に合わせた色選びは、三代目司会者・三波伸介時代に定着。ピンクの着物を着ている三遊亭好楽は、名前と同じピンク色の便秘薬「コーラック」から桃色になったという説があるが、あくまで都市伝説。
なんでも、もともとは現在、三遊亭小遊三が着用している水色を着ていたというから、さすがは長い歴史を誇る番組だ。
「『笑点』は、江戸時代の長屋を想像したらわかりやすい。司会の春風亭昇太さんが大家さんで、八っつぁん、熊さん、ご隠居さん、人のいい甚兵衛さん、おバカな与太郎……落語に登場する人物がレギュラーの落語家たちです。
キャラクターが色づけされているからこそ、わかりやすく、長年愛され続けてきたのでしょう」(渡邉さん)

















