ツボ3・直美のお給金って、今のいくら?

 直美のマッチ工場での日給は4銭、コロリの看病をする下男は1日10銭、瑞穂屋で働くりんの月給は3円、トレインドナースになれば月に30円稼げるようになるかもしれない……。それって今だといくらなの? 調べてみると明治10年代、あんぱん1個は1銭程度。1円(=100銭)は、現代の2万円程度のよう。

「ただ、物の価値が違うので“現代だといくら”と言い切るのはなかなか難しいんです」。

 例えば、チョコレートが希少だった明治時代とコンビニで気軽に買える現代では、その価値&値付けが大きく異なる。ゆえに、一概には言えないそう。

ツボ4・大山捨松は実在する

《どうして看病する人たちが蔑まれなくてはいけないのですか? 私は、そんな私たちの社会を変えたいのです》と、りんと直美にトレインドナースになることを提案したのは“鹿鳴館の華”大山捨松(多部未華子)。歴史上、実在した人物で、会津藩の家老の娘。会津戦争後、明治4(1871)年に日本初の女子留学生として津田梅子らと渡米した。

史実では大関和さんとの接点は示す資料はないが…

「彼女は留学中、看護学校でも学んでいて。当時の日本にはいなかった、西洋看護学に触れて帰ってきた人なんです。彼女は看護の必要性をわかっていたからこそ、バザーなどで集めたお金を“有志共立東京病院看護婦教育所(現在の慈恵看護専門学校)”の設立資金として寄付しています。また、夫・大山巌(髙嶋政宏)は後に那須に牧場を拓き、別荘を建てます。史実では大関和さんとの接点を示す資料はありませんが、視察に来た大山夫妻とりんに接点があってもおかしくないと考え、(那須で)初対面するシーンを作りました」