ツボ5・清水卯三郎も実在する
上京後、路頭に迷ったりんに救いの手を差し伸べたのは、“瑞穂屋”店主・清水卯三郎(坂東彌十郎)。オリジナルキャラかと思いきや、歴史上の実在人物だ。
“瑞穂屋”も実在したお店で、“丸善”のライバルだった
「菅原文太さんと加藤剛さん主演の大河ドラマ『獅子の時代』('80年)にも登場しているんですよ。演じたのは、児玉清さんでした。卯三郎は商人でありながら、福澤諭吉や西周など、当時の知識人たちが結成した“明六社”の一員でもあったようです」。
1867年の“パリ万博”にも民間人として参加している。
「調べるほどに面白い人物で。“瑞穂屋”も実在したお店です。“丸善”のライバルだったといわれますが、店舗の写真は1枚も残っていません。時代に縛られず、その先を見る卯三郎のロマンが、りんたちに響いていくと面白いなと思ったので登場させています」
ツボ6・今後の見どころは?
りんと直美は梅岡女学校付属看護婦養成所に入所。ふたりや玉田多江(生田絵梨花)など、第一期生は全7名。
「フレッシュでありながら、全員が個性的。そんな7人が時にぶつかり合い、時に手を携えながら、すごいグルーブを生んでいく……という感じですね。何より、彼女たちは四面楚歌。まだ医師も、看病婦も、患者も、患者の家族も、看護に対して理解がない中で、実習は始まっていくんです。簡単にいかないことばかりなんですが、仲間たちとともに歩くことで、ようやく道は拓けていく。その奮闘に注目してほしいですね」

















