ビル完成は2028年を予定

 発端は2月。泥酔した弟子が後援者の知人女性に不適切な行為を働き、それを知った親方が激昂。拳と平手で弟子の顔を2度殴打したという。

「暴力根絶を掲げる協会からすれば、理由はどうあれ一発アウト。本来なら大人しく謹慎していなければならない時期の『巨大ビル計画始動』は、周囲の目も厳しい」(同・スポーツ紙記者)

 一部では、元白鵬の宮城野親方が“部屋閉鎖”に追い込まれた例と比較し、「自分の手で殴って降格で済むのは温情処分すぎる」との声も上がっている。

新しい伊勢ヶ濱部屋が入る予定のビルの建設予定地
新しい伊勢ヶ濱部屋が入る予定のビルの建設予定地
【写真】「総工費25億円」伊勢ヶ濱部屋の新拠点“巨大ビル”の予定地

 真相を確かめるべく、建築主であり、インバウンド施設のプロとしても知られる田中寛典氏に話を聞いた。

――伊勢ヶ濱部屋が入居するのは事実?

「現時点では、すべて未定ですが、伊勢ヶ濱部屋のほうから、これから作るビルに入居するという話が上がっているのは事実です」

――稽古場を見下ろせるレストランができる?

「100%ありません。ビル内に飲食店を誘致する予定はありますが、われわれはビルを貸す立場。部屋の方針は親方が決めることですから、私のほうからは何も申せません」

 レストラン説は否定したものの、ビル完成は2028年を予定しているという。昨今の物価高や資材不足で、計画通りに進むかは不透明なようだ。

 暴力問題という“土俵際”に追い込まれた元横綱の照ノ富士。25億円の巨大ビルという「新居」を無事に建てることはできるのか。再起への道のりは、横綱時代よりも険しそうだ。