「確かに、25日の広島戦では15残塁。とりわけ6回に高寺望夢が2球続けてバント失敗して、結果三振に終わったのは痛かった。今年の阪神はピッチャーも含めて攻撃が雑になっている印象。昨年の日本シリーズでも感じたような、どうしても必要な1点を取る野球ができていません」(スポーツ紙デスク)
とりわけ、掛布氏が懸念しているのが、5番・大山悠輔だ。打率も3割を超え、調子も上向きのように見えるが…。
「掛布氏の見立てでは、大山のスイングには強引な面が目立つと言い、右肩が早く出てしまうことで低めの球を捉えきれていないとのこと。その背景にあるのが、チーム最大の課題である『6番打者』問題。掛布氏自身は以前から前川右京に期待を寄せていますが、6番がなかなか固定できていない。結果、大山は『自分が走者を返さなければ』と重責を背負い込み、それが力みにつながっていると分析しています」
5番に岡田彰布氏が座っていたから
1985年に4番を務めていた掛布氏は、5番に信頼できる岡田彰布氏が座っていたからこそ、状況に応じてチームバッティングに徹することができたと話しっている。
「その岡田氏は過去に『6番の佐野仙好の存在が大きかった』と語っているなど、自分の打順の後ろを打つ打者への信頼関係はかなり重要。今の阪神も6番打者が機能して初めて、大山が本来の力を発揮できる環境が整うはずです」(前出のスポーツ紙記者)
さらに、ここにきて不動のリードオフマン・近本光司が死球を受けて左手首を骨折。長期離脱を余儀なくされるという激震が走った。連覇に向けて試練の時を迎えた阪神だが、藤川球児監督はこの難局をどんな采配で乗り越えるのか。

















