無灯火運転は「青切符」で5000円の反則金
交通ジャーナリストも苦言を呈する。
「ドンキ側はメディアの取材に対して『自転車として必要な品質は担保した』と説明していますが、自転車の標準装備から明らかに逸脱しています。物価高とはいえ、鍵やライトがない自転車を企業が販売する倫理観には疑問を感じます」(以下、同)
むろん、夜間の無灯火走行は、れっきとした交通違反だ。4月1日の改正道路交通法施行により、自転車の無灯火運転には「青切符」が導入され、5000円の反則金が科される。
「現実問題として、“安いから買った”“近場だから大丈夫”という感覚で、そのまま夜間走行する人が出るリスクは高い。ライト点灯は法律上の義務ですが、ドンキは無灯火状態の自転車を堂々と売っている形にも見えてしまいます」
さらに問題なのは、“ライトの購入を促している”だけで強制ではない点だ。
「この価格帯の自転車を買う層を考えれば、そのまま乗る人が一定数出る可能性はある。法律上問題なくても、事故が起きてからでは遅いのです」
「Option-0」は7月に全国展開予定で、反応次第では電動アシスト自転車でも同様の商品展開を検討しているという。
“少しでも安く”を求める消費者心理は理解できる。だが、ドンキが掲げる“驚安”の追求が安全装備まで“オプション扱い”にする発想へ傾いているとすれば、不安を覚える人が多いのも当然だろう。
安全のディスカウントにならないことを願うばかりだ――。

















