「こんにちは」と気さくに挨拶
東京YMCAによると、容疑者は臨床心理士と公認心理師の資格を持ち、'13年に採用された。障害がある人たちへの支援プログラムを中心に関わってきた。発達障害者向けプログラムの講師は容疑者のほかにもう1人おり、少人数のクラスを講師2人で同時に見る指導体制だった。
「プログラムでは就労に必要な力をつけていきます。時間管理や体調の把握、ストレスの対処法、挨拶や返事、身だしなみなど社会生活のマナーを含めて教えます。個人差がありますのでその人に合わせた指導になります」(東京YMCAの担当者、以下同)
犯行に使われた教室は100人ほどが入れる広さ。カギはかからない。
「現時点でほかの受講生などから被害申告はありません。しかし、知っている先生がこのような事件で逮捕されて、ショックを受けていると聞いています」
容疑者宅は相模原市南区の一戸建て住宅。近隣住民などによると、母親らと同居していたという。犯行当時の様子などを聞くためインターホンを押すと、母親と思われる女性が「はい」と答えたのち、家人の男性が、
「何も話すことはないから帰ってください」
と言うだけだった。近所の住民は、出勤時にワイシャツとスラックス姿で黒いバッグを持ち、駅に向かってしゃきっと歩く姿を見かけたという。
「会えば気さくに“こんにちは”と声をかけてくれました」(近所の女性)
容疑者は専門家として、私立大学でも活動してきた実績がある。'18年には、発達障害のある学生が宗教・詐欺被害などに遭わないように《特にASD傾向のある学生は言葉をそのまま受け取ってしまう傾向があるため、気を付けるべきキーワードなどをあらかじめ確認しておくことが必要となるだろう》と報告書で支援のポイントを述べていた。どの口が言うのか。

















