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ー 全国に一気に広がる可能性も
京都を象徴する法観寺の八坂塔 撮影/編集部

 オーバーツーリズムが社会問題になっている京都市で、市民と市民以外で市バス運賃を分ける「市民優先価格」の導入が検討されている。

 均一料金区間の大人運賃230円を市民は200円、市民以外を最大2倍の価格差となる350~400円とする案が浮上しているという。

全国に一気に広がる可能性も

 今年3月には兵庫県の国宝・姫路城がオーバーツーリズム対策で、18歳以上の入城料を改定。姫路市民はこれまでの1000円に据え置きとなったものの、市民以外は2500円へ値上げされている。

 今回の京都市バスの二重価格導入検討のニュースを受けSNSでは、

《市民200円は普通に助かる。観光で混む街ほど、住んでいる人の足を守る設計は先にやるべきなんだよな》

 と歓迎する声がある一方で、

《大阪から仕事で来た人も観光客扱いなんだろ。日本人にはキツい値上げで、円安で来ている外国人には何でもないお金。バスの混雑は変わらないだろうな》

《現実的な話をすると、地下鉄バス1日券が1100円。観光客はこれを買っている人が多そう→値上げの網には引っ掛かからない。定期券は値上げしない→市外からの通勤通学には影響しない  実際に350〜400円を払う人はあまり多くなさそう》

 という指摘も。

観光施設では市民や県民、それ以外で値段を変える二重価格が定着し始めていますが、京都市バスが市民優先価格を導入すれば公共交通機関では全国で初の試みになります。京都市以外にもオーバーツーリズムにより市民の移動に影響が出ている場所はあるので、導入されれば一気に全国で広まるのでは」(トラベルライター)

 一方でSNSでも指摘されているように、1日券の取り扱いなども見直すべきと続ける。

観光客の多くは1日券を利用する人が多いのでこちらも二重価格にしたり、販売を市民限定にするなど対策が必要でしょう。また観光客の増加に加えて、インバウンドがバス車内にキャリーケースを複数持ち込むことも混雑の原因。値段以外もいろいろ見直さなければ、問題は解消されないのでは」(同・トラベルライター)

 観光客が増えることは悪いことだけではないが、市民の生活に支障が出ないよう早急に対策してほしい。