島倉さんと細木さん、2人の出会い
2人の出会いは1975年にさかのぼる。
島倉さんは知人に実印を貸してしまったことで連帯保証人にされ、借金が雪だるま式に膨れ上がり、当時は総額16億円ともいわれた。そこに現れたのが、赤坂でディスコを経営していた細木さんだった。細木さんは島倉さんの「後見人」として債務整理を買って出て“恩人”となるが、島倉さんの稼ぎから細木さんが搾取するような形で巨万の富を築いたといわれている。
島倉さんが不信感を募らせた結果、3年と持たずに袂を分かったというが、その後、2004年の晩秋に意外な形で再会を果たしている。
「『文春オンライン』の報道によると、当時、赤坂の高級中華料理店・花梨で歌手生活50周年を迎える島倉さんに対し『はいこれ、おめでとう』と現金300万円を渡したといいます。この行動はある種、細木さんのケジメのようなものを感じますが残念ながらネトフリでは再会シーンは描かれていないようでした」
昭和から平成にかけてテレビで圧倒的な存在感を示した細木数子さん。その名前を知らない若い世代にとっては、本作が「発見」となっている一方で、リアルタイムで細木さんのテレビ出演を見ていた世代にとっては、当時は語られなかった「裏側」を知る機会となっているだろう。
細木数子と島倉千代子という2人の女性が、昭和という時代を駆け抜け、恩讐を超えて再会し、そして同じ11月8日にこの世を去ったという“事実”がドラマに深みを持たせているのかもしれないーー。

















