「見届けられてよかった」
午後6時に最後のライブがスタート。チケットを持っていない人は会場へ来ることを控えるように、前もって運営から注意喚起されていたが、実際は会場に入れないファンも多く詰めかけていた。しかし、現場の雰囲気は比較的穏やかだったという。
「音漏れを聞きに来ているというよりは、最後に5人と同じ時間を共有したいという雰囲気を感じましたね。広く空いているスペースの端に固まったり、イスに座ったりして、イヤホンをしながら配信されているライブをスマホで見ていました」(現場を訪れた40代の女性ファン、以下同)
近年増えているペンライトの演出を“体感する”ことも、現場に詰めかける理由のひとつだったようだ。
「敷地内に飛んでいる電波さえ拾えれば、ペンライトが曲に合わせて自動で点灯する仕組みなので、それぞれがペンライトを握りしめ、邪魔にならない所で静かにライブを楽しんでいました。こうした状況に運営側も “屋根の下のエリアからは出るように”と注意こそしていたものの、ファンの気持ちを最大限慮っている様子でしたよ」
終演後は号泣するファンも多く、みなハンカチで目を抑えながら感動を共有し合っていた。
「ドームから出てきたファンは“見届けられてよかった”“本当にありがとうという気持ち”と、5人への感謝を口にし、最後の姿を噛みしめているようでした。ご年配の方も多く、迎えに来た家族も一緒にもらい泣きしている光景には、嵐が人々に与えてきたものの大きさを実感して胸が熱くなりましたね」
国民的アイドルの幕引きは、彼らが26年間、いかにファンや社会に愛され、そして彼ら自身が人々を愛してきたかを証明する、温かい夜となった――。

















