吉野家が答えた「主な要因」

 木村といえば、かつてドラマで着用した高級ダウンジャケットが即完売するなど、社会現象となった“キムタク売れ”の先駆者。最近でも、自身のYouTubeチャンネルで絶賛したデパ地下スイーツや、テレビ番組で着用した『ワークマン』のリーズナブルなフリースが瞬く間に売り切れるなど、“キムタク神話”はいまだ衰えを知らない。

 実際にSNSを覗いてみても、「キムタクに釣られて何年ぶりかに吉野家に入った」「キムタクが食べてる鉄板焼き牛を実食!」「キムタクみたいに豪快に食べてきた」と、彼に影響されてお店に足を運んだファンの報告が相次いでいる。

吉野家『麦とろ牛』のキービジュアル(公式Xより)
吉野家『麦とろ牛』のキービジュアル(公式Xより)
【写真】「目黒蓮に見えた」似てると話題の木村拓哉の吉野家CM

 さぞやホクホク顔だろうと、吉野家の広報担当者に“キムタク売れ”の手応えを直撃してみると、意外にも冷静な答えが返ってきた。

「3月12日から販売を開始しました『牛丼・油そばセット』や、4月2日からの『牛鉄板焼肉定食』などの新商品の販売が好調に推移したことが主な要因と考えております。定番商品の品質向上や商品ラインアップの充実に加え、お客様のニーズに合わせた提案を継続してきたことが、ご利用の増加につながりました」

 あえてスターの効果を前面に出さず、どこまでも謙虚に“企業努力の成果”を強調する吉野家。創業125年を越えても守りに入らないそのストイックな姿勢と、木村の圧倒的なカリスマ性がガッチリ噛み合ったからこその大躍進と言えそうだ。