『国宝』は「映画館で観てほしい」
それでも今回、再上映企画が実現した背景には「映画館でこそ観てほしい作品」という評価があった。『国宝』は全国の映画館スタッフが選ぶ「第1回映画館大賞」で日本映画部門1位を獲得。対象作品988件の中から、全国3000人を超える映画館スタッフによる投票で頂点に立った。その受賞を記念する形で今回の再上映が決定したという。
さらに、6月6日からはAmazonプライム・ビデオで見放題独占配信もスタートする。劇場で観た人が再び作品を楽しめる一方で、これまで鑑賞の機会を逃していた人たちにも門戸が開かれることになる。
公開から1年。SNSには、
《国宝に出会えてよかった》
《何回映画館に通ったか分からない》
《夢のような1年間だったな》
《終わるのが信じられない》
など、名残を惜しむ声が相次いでいる。
配信全盛の時代にあって、観客に何度も映画館へ足を運ばせた『国宝』。興行収入200億円、観客動員1415万人という数字以上に、「映画館で観る価値」を改めて証明した作品として映画史に刻まれることになりそうだ。
6月5日から始まった1週間限定の再上映は、まさに“ラストチャンス”。スクリーンで『国宝』を味わえる最後の機会に、多くのファンが劇場へ足を運んでいる。そして6月11日、約1年にわたって続いた“国宝イヤー”は、ひとつの節目を迎えることになる。

















