大河ドラマ史上最高齢の信長

 第4位には22票を集めて反町隆史(52)がランクイン。前田利家(唐沢寿明)とその妻まつ(松嶋菜々子)が加賀百万石の礎を築く物語『利家とまつ~加賀百万石物語~』('02年)に登場。その中で反町は若々しく野性味あふれる信長像を演じている。

「反町さんは前年に松嶋さんと結婚。21世紀最初のビッグカップルの誕生に話題沸騰。ドラマ開始当初から大きな注目が集まっていました。しかも反町さんはスラッとした長身でクール。トレンディードラマのような雰囲気をまとって時折、白い歯を見せて笑う。その姿がたまりませんでした。今までの強い信長と違う、笑顔を見せる信長像が女性視聴者の心をグッとつかみましたね」(田幸さん)

 反町信長には、

「大柄で少し不良っぽいところがピッタリだと思う」(福岡県・女性・65歳)
「顔面がシュッとして体格もちょうどよかった」(新潟県・女性・45歳)

 といった声が寄せられている。

反町隆史と松嶋菜々子、結婚直後の共演ということでも『利家とまつ』は視聴者の注目の的だった
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 第3位に選ばれたのが23票を獲得した『秀吉』('96年)での渡哲也さん(享年78)。豊臣秀吉を主人公にした大河ドラマは、'65年の『太閤記』以来、2作目。主演・竹中直人の熱演ぶりもあって平均視聴率30%超えを達成している。そんな渡信長にも、

「寡黙で眼光鋭く、言葉に力があり、人を威圧する迫力がある」(東京都・男性・65歳)
「厳しいイメージにピッタリだった」(宮城県・男性・41歳)

「竹中さん演じる“陽”の秀吉に対して、低音の鋭い声、威厳に満ちた風格。この2人の対比が素晴らしかった。あの迫力はいろんな経験を積んできた渡さんだから出せるものです」(田幸さん)

 大河ドラマ史上最高齢の渡信長は、このとき55歳。

 日活映画、東映実録ヤクザ路線を経て、『大都会』『西部警察』で培ったすごみのある演技は今見ても唯一無二の存在感を放っている。

 28票を獲得して第2位にランクインしたのは、'23年に『どうする家康』で信長を演じた岡田准一(45)である。

 すでに'14年『軍師官兵衛』で大河ドラマに主演している岡田は、映画『蜩ノ記』『関ヶ原』『燃えよ剣』などで映画賞を総なめにしてきた。岡田信長に対して、

「体幹がしっかりしていて所作が素晴らしかった」(神奈川県・男性・53歳)
「リアルに殺陣がうまい」(愛知県・男性・69歳)

 などのコメントも寄せられている。

「武術家・柔術家としての顔を持つ岡田さん。肉体的な説得力があるから何しろ殺陣が美しい。過去最強の信長ではないでしょうか。その一方、家康役の松本潤と相撲を取るシーンでは“待ってろよ、竹千代。俺の白兎”と言って舌舐めずり、顎クイするなどBLっぽいシーンも満載。

 家康の前に立ちはだかる壁であり、愛する弟を可愛がる兄でもある。こじれにこじれた愛憎劇が大きな見どころになっていました」(田幸さん)

 新たな信長像を作り上げた岡田准一。さすがに懐が深い。