懲役27年の求刑に疑問を持つ声も

 '26年5月25日の初公判で内田被告は、

「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」

 と、殺人などの罪を否定。しかし、同年5月27日の公判では小西受刑者が証人として出廷し、

「梨瑚さんが肩甲骨あたりを両手で押しました」

 と証言。内田被告が裁判で語った内容は“すべて作り話”だとし、女子高校生に対して、「早く落ちろ」「自分で死ねや」と発言していたと話した。

 これを受けて内田被告は、

「殺意があったんじゃないかと言われるのは、当然だと思います」

 と答えたが、殺意については一貫して否定した。内田被告の母親も裁判に出廷し、

「梨瑚の証言を信じています」

 と、面会で“女子高校生やご遺族に誓って嘘をついていないと言えるか”と2回、内田被告に問いただしたことを明かした。

旭川女子高生殺害事件で内田梨瑚被告らが女子高生を転落させたとされる旭川市の吊り橋
旭川女子高生殺害事件で内田梨瑚被告らが女子高生を転落させたとされる旭川市の吊り橋
【写真】遺族は「極刑を望みます」事件発生から判決までの経過

 裁判が進むにつれて遺族の悲痛な思いも明らかになった。女子高校生の母親は、

「恐怖、怒り、悲しみがどれほどだったかと思うとやりきれません。いちばんの願いは、生きて返してもらいたいということですが、それはかないません。そうである以上、極刑を望みます」

 と訴えた。父親も、

「どうか娘が望む判決を下してください」

 と涙ながらに語った。

 こうした裁判の報道が続くなか、ネット上では厳罰を求める声が噴出した。

《もし自分の娘がやられたら27年で納得できる?》
《無期懲役でもまだ優しい》
《更生なんてしないから死刑にするのが妥当》

 SNSやニュースサイトのコメント欄は、厳罰を望む声で埋め尽くされたが、今回の事件で“無期懲役”や“死刑”といった厳罰が下される可能性は限りなく低いという。