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ー サポーターのゴミ拾いに世界が称賛

 サッカー日本代表のサポーターによる試合後に行われるゴミ拾いの行為が、ワールドカップのたびに脚光を浴びている。日本人の、規則や礼儀、節度を重んじる行動は、世界のメディアで取り上げられるほどだ。

サポーターのゴミ拾いに世界が称賛

「日本時間6月15日、森保ジャパンが2対2で引き分けとなったオランダ戦は、2度リードされる苦しい展開でしたが、その都度追いつく粘り強さを発揮。欧州の強豪相手に勝ち点1をもぎ取りました。

 試合後、日本人サポーターたちは『JAPAN PRIDE』と書かれた青いゴミ袋を手に、スタンドに散らばったペットボトルや紙コップなどのゴミを黙々と拾い集めていました」(スポーツ紙記者)

笑顔で掃除をする日本人サポーターたち(FIFA公式Xより)
笑顔で掃除をする日本人サポーターたち(FIFA公式Xより)

 国際サッカー連盟FIFAは公式Xで、《日本サポーターが試合後にスタジアムを清掃する理由。リスペクト》とコメントをつけて、試合終了後の様子を紹介。投稿は3500万回以上閲覧され、大きな反響を呼んだ。

 スポーツ社会学者で教育評論家の溝口紀子氏に今回のサポーターの行動について話を聞いてみると、

「日本人のゴミ拾いは、サッカーだけでなく、バスケットボールやラグビーなど、ほかの国際大会でも見られる行動です。これは、日本人のマナーや公共意識の高さを示しているといえるでしょう」

 そうした中、中国メディア『グローバル・タイムズ』は、《ワールドカップのスタンドを清掃した日本のファンが注目を集めているが、国内の一部のネットユーザーからは“見せかけの行為”との声も上がっている》と報道した。

「偽善的といった批判も一部ありますが、仮に同調圧力や演出が含まれていたとしても、ゴミを拾うという行為そのものの、社会的価値は否定できないと考えます」(溝口氏、以下同)

 こうした行動の背景には、

「日本の学校教育の中で、公共の場を大切にする文化を学ぶからでしょう。これは日本人の所作であり、高尚な行動だといえるのではないでしょうか。ほかにも日本人特有の“徳を積む”という感覚や“縁起を担ぐ”といった感性も影響している可能性があると思います。ゴミ拾いが勝利につながるゲン担ぎの意味合いもあるでしょう。

 ゴミ拾いの文化はサポーターだけでなく、学生スポーツの場でも見受けられ、今後も受け継がれていくと考えます」

 今大会では初優勝を目指す日本代表だが、スタンドでのサポーターのマナーは圧倒的な“優勝候補”かも。