「今年はテレビ局制作の映画が軒並み苦戦していることも、“洋高邦低”になっている理由の1つですね。テレビ局主導の実写作品で10億円を超えたのは、『教場 Requiem』と『人はなぜラブレターを書くのか』(推定・10.7億円)の2作品のみですから」(映画ライター、以下同)
配信の定着も洋画ヒットの後押しに
近年の洋画苦戦は配信の定着により、“推し活”層以外が劇場に足を運ばなくなったことも理由の1つだと言われているが、今年に限っては配信の定着がヒットに結びついているようだ。
「2006年に公開された『プラダを着た悪魔』の国内での興収は17億円と、まずまずの数字で終わっています。しかし好きな作品に同作品を上げる有名人は多く、配信でチェックしてファンになった若い世代も増えていた。そんな背景もあったため、20年ぶりの新作公開に足を運ぶ人が殺到したという状況です」
マイケル・ジャクソンも音楽のストリーミングサービスの定着により若い世代を中心に再評価される動きがあったことも、映画のヒットの要因になっている。
「ただ7月以降には大ヒットシリーズの『キングダム 』や劇場版『TOKYO MER』の新作。9月には『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』、11月『ゴジラ-0.0』が控えているだけに、下半期で邦画が巻き返してくれるのではないでしょうか」
昨年は『国宝』が邦画実写作品としては初となる200億円突破を果たしただけに、今年も100億円超えの邦画実写作品の誕生に期待したい。

















