朝霞市役所も詳細は不明

 この投稿は瞬く間に拡散され、わずか1日で1200万件を超えるインプレッション数を記録。“謎の事件”として、周辺市民にとどまらず多くの目に届くこととなった。

「事件性のない通り魔事件」とは、いったいどんな内容だったのか。詳細を尋ねるべく、朝霞市役所に問い合わせると、危機管理室の担当者はこう明かした。

「Xで公開した文章については、埼玉県警が発信している防災情報の文言を引用して、みなさんにお知らせをさせてもらったという形になります。通知が来た以上、市民の方にお知らせる必要があるので、まず公開したのですが、その後に事件性がないという情報がまた発信されたので、そちらも合わせて公開した次第です。なので、どういう内容で事件性がないのかということは、こちらでは把握できておりません」

 掲載した文章はあくまで警察の発表に則ったものであり、詳細は不明だという。

7月14日、男子高校生を切り付ける“通り魔事件”の情報を投稿したものの、わずか約1時間後に「事件性がない」と発信した埼玉県の朝霞市役所(Xより)
7月14日、男子高校生を切り付ける“通り魔事件”の情報を投稿したものの、わずか約1時間後に「事件性がない」と発信した埼玉県の朝霞市役所(Xより)
【写真】「事件性しか感じません…」和光市、通り魔事件の衝撃情報

 そこで事件の真相を聞くため、埼玉県警に問い合わせたところ……。

「事件の個別事案に関しては、どのように事件性がないのかということも含めて、すでに発表している内容以上のことはお答えする事ができません」

 周辺市民からは「詳細ないと変に勘ぐっちゃう、、教えてください。安心できない」「最初の情報怖すぎる」「めちゃくちゃ意味わからんし怖いんですが…」など不安の声が寄せられているが、明確な回答を得ることはできなかった。

 住民の命にも関わりかねない、通り魔事件の情報。公開すべき情報は、本当にこれで足りているのか――。