『週刊少年ジャンプ』33号の付録『ONEPIECE』限定プロモーションカードがフリマサイトで多数出品されているものの、落札されているものはそう多くない
『週刊少年ジャンプ』33号の付録『ONEPIECE』限定プロモーションカードがフリマサイトで多数出品されているものの、落札されているものはそう多くない
【写真】これはあり?コンビニで設置された「立ち読み専用ジャンプ」

 では、利用者側が通常の雑誌を立ち読みすることはどうなのか。

「立ち読み禁止」を無視すると違法になるケースも

 大垣弁護士は、

「立ち読みそのものが直ちに違法になるわけではありません」としたうえで、店側が定めるルールを無視した場合は話が変わってくると指摘する。

「『立ち読み禁止』と張り紙がされているにもかかわらず読み続けたり、店員の注意に従わなかったり、長時間居座って他のお客さんの利用を妨げたりした場合には、店舗から退店を求められたり、その後の利用を断られたりすることがあります」

 さらに、

「状況によっては、不退去罪や威力業務妨害罪に問われる可能性も考えられます」と説明。そのうえで、「法的な問題とは別に、長時間の立ち読みは作者や書店などの負担になり得ます。権利者やお店への配慮の意識を持つことも大切でしょう」と呼びかけた。

 人気付録の影響で生まれた“立ち読み専用ジャンプ”という異例の対応。購入できなかった読者にはありがたいサービスだが、その背景には著作権法だけでなく、出版社との契約や店舗運営上のルールなど、さまざまな配慮が求められているようだ。

大垣優希 弁護
https://www.official.adire.jp/profile/ogaki_yuki/