敗血症でICUに入院「治療継続は困難」

胆管炎から敗血症になり、一時はICUに。「長男が手を握ってくれました」(西尾さん)
胆管炎から敗血症になり、一時はICUに。「長男が手を握ってくれました」(西尾さん)
【写真】【こんな明るいがん患者いない】入院中にドラゴンボールの“あるキャラ”に変身

 がんは切れ目なくみのりさんを襲ってくる。胆管に入れたステントのトラブルで何度も胆管炎になり、3月には悪化して敗血症を発症し、ICUに入るなど、半年前からは容体が不安定になっており、入退院を繰り返している。

「4月に抗がん剤が効かなくなり、さらに強い薬に切り替えたのですが、肝臓の数値が悪化して……。CTを撮ったら、肝臓のがんがさらに広がっていたんです。これ以上の治療は難しく、先生から『あと2週間ほどで動けなくなり、余命は1か月』と、再度の余命宣告を受けました」

 今後はホスピスか自宅かーーこのあとの過ごし方を思案中だ。

「最初の余命宣告より、長く生きることができているので、もう余命について考えるのはやめました。余生を全力で生きるのが私の目標。忙しくて見失っていた日常の幸せや、家族と小さなことで笑える瞬間を、これからも大事にしていきたいですね」

 来月は、結婚式を挙げた思い出のハワイに家族で行く予定。

「私にはまだ叶えたい夢がいっぱいある。その一つひとつを諦めず、めいっぱい生きますよ!」

西尾みのりさん
コスメや美容機器の開発・製造・販売などを手がけるBARNUM代表。膵臓がんステージ4の闘病生活をインスタグラム@minori_storyで発信中。