さらに、職員を恐怖で支配しようとする姿勢を示す音声データも公開された。2025年9月に録音された音声には、山中市長の次のような発言が記録されている。

「今までだったら俺が電話して“ふざけんなよ”って言えたんだけど、今言えないじゃない、どうすればいい?(市長)怒ってますよっていうことを、これ飛ばされるかもしれないっていうような恐怖を与える、人事部からのジャブ与えられない?」

 久保田氏は「そのあとは“粛清”という言葉も使われています。やっぱり職員を恐怖で支配しようという姿勢は、残念ながら変わっていない」と糾弾。また、市長室で1対1になった際、「お前裏切ったらコレ(銃撃ポーズ)だぞ」「俺との会話を録音したら許さない」「録音とかしてね~だろうな」「やったらコレ(銃撃ポーズ)だからな」と、指で銃の形を作って脅迫するような仕草を3回ほどされたとも明かした。

 ちなみに市長は「銃で撃つしぐさは、他人に対しては行えません。行政目線のやり方で進めるのであれば、選挙で評価された市長として“市民から退場を宣告される”、その意味で人差し指を私の頭に対して向けたポーズは、使っていました」と、自身に向けたものだったと釈明。

容姿を揶揄された市議は「市長は人間力がない」

 容姿を揶揄され暴言を吐かれた当事者である横山正人市議は、当時、週刊女性PRIMEの取材に対し、

「事実であるならば、とんでもない話ですが、怒りというよりも情けないという思いを抱きました」とコメント。「二頭身ということはミャクミャクと一緒だから、私も人気者の仲間入りができた」とユーモアを交えて返しつつも、「市長の“人間力がない”ということは先刻ご承知ですから、特段驚く話ではないです。起こるべくして起こった事案」と切り捨てた。

 また、リスクを冒して告発した久保田氏について「勇気ある行動ですし、今後は彼を守らなければいけません」と慮った。

第三者委員会の認定と今後の焦点

 今回の問題は、独立性の高い第三者機関による調査が進められ、正式にパワハラとして認定されるに至った。市議会は13日に総務委員会を開き、市長を招致して第三者調査報告書の内容に関し質疑する方針を固めたという。

「市長は今回の報告書について“重く受け止めている”と述べていますが、“自らの手で同様の問題を繰り返さない組織をつくる”と市長続投に意欲を見せています。しかし、あのあまりにもひどい暴言内容です。市民が許すとは到底思えませんね」(全国紙記者)

 約376万人の市民を抱える巨大自治体のトップが起こした前代未聞のパワハラ騒動。職員を恐怖と暴言で服従させようとした姿勢が白日の下にさらされた今、山中市長の進退を含めた責任追及の動きが議会や市民の間でさらに強まることは避けられない。