と、ジレンマに陥っているという。需要過多により全体の乗客数の母数がかなり多くなっていることで、現場で働く方々に負荷がかかってしまっているようだ。 

早朝便を利用する若者の増加で渋滞の発生も減少

 一方、とある利用者の行動パターンが現場の負担をやわらげているという。

「さわんどから上高地への上りは始発から11時ごろ、上高地からさわんどへの下りは14時ごろから17時ごろがピークとなります。

 昨年ごろからは日本人の若年層のご利用が急激に増えており、その多くの方が早朝便で上高地へ上がり、早々に8時から9時ごろには上高地から下ってくるため、次の上りのピーク時には駐車場に空きができ、駐車場待ち渋滞の発生する日が極端に減りました

上高地へのバスが出ている長野県・新島々バスターミナル 撮影/編集部
上高地へのバスが出ている長野県・新島々バスターミナル 撮影/編集部
【写真】バス3時間待ち! 長野・上高地の行列ぶり

 “超朝型”かつ“滞在時間短め”の行動パターンによって、駐車場の回転率が上がり、結果として現地の運行状況を適切に保てているということだ。

「連休など、混雑が予想される日の来訪をできるだけ避けるか、利用ピーク時間を極力避けた時間帯に来訪していただければと考えております」

 と、アルピコ交通も混雑解消のための協力を呼びかけている。

 早朝ならではの静寂と澄み切った空気の中で楽しむ上高地は、わざわざ早起きするだけの価値があることだろう。ピーク時間を上手にずらして楽しむ“スマートな絶景旅”で、思い出をつくってみてはいかがだろうか。