最新の防災情報をチェック

「災害時、これをやればいいと思っていたことが、じつは誤った情報だった……ということがよくあります」

 1つ目は、「お風呂の残り湯をためておけば、トイレの水として使える」というもの。

地震で断水しても、お風呂の残り湯をトイレに流すのはNG。地震でマンションの排水管が壊れている可能性があるからです。上の階のトイレで流した水が下の階のトイレからあふれ出し、訴訟問題になることも。一軒家のトイレも同様に、排水管が壊れて水が逆流する場合があるので、排水管の安全が確認されるまで災害用トイレを使いましょう」

 2つ目は、「地震が起きたら安全なトイレやお風呂場に避難する」というもの。

トイレに逃げ込むと、ドアの外に置いてある荷物や洗面台が倒れてドアが開かなくなり、閉じ込められる危険性が。お風呂場も、洗面所に収納しておいた物が床に散乱し、部屋に戻れなくなりやすいのです」

 SNSによる偽情報にも注意が必要だ。大規模な災害が起こると、事実と異なる情報やAIによる偽動画、義援金詐欺などがSNS上に氾濫しやすい。それらの偽情報に振り回され、善意で拡散させてしまう人もいる。

「真偽不明の情報は避難や救助などの妨げになり、被災地を混乱させます。国や自治体など、信頼できる発信元からの公式情報かどうか、よく確認してから共有を行ってください」

 いつ起こるかわからない災害。だが、日頃から備えておけば被害を最小限に抑え、日常生活を1日も早く取り戻す足がかりになる。

「防災は特別なことではありません。日々の暮らしを見直して整え、無理なく楽しみながら対策をしてみてください」