「何をやればいいかわからない」なら、まず試す
本業で働きながら副業で貯めた100万円の元手と銀行からの融資で、初めての不動産投資に踏み出す。
2013年に購入したのは390万円の戸建て。状態のよくない家だったため、自らDIYで汗を流し、物件の価値を高めた。
「週末に少しずつ作業しました。きれいになった家を見た購入者のうれしそうな顔が印象に残っています」
無事売却でき、諸経費を差し引いても利益を得た。
「高額な種銭を最初から用意するのは難しい。まずは今の自分にできることで、少しでも手元に残るお金を増やすことだと思います」
副業に興味はあっても、自分に向いていることがわからない。そんな人も多いだろう。小原さん自身も、最初から得意分野がわかっていたわけではない。
「何でもうまくいったわけではありません。株式投資をやって失敗したこともありますし、不動産投資でも、思うように融資が受けられず、なかなか次に進めなかった時期もありました」
その経験から学んだのは、自分がよく理解していないものに、何となく手を出さないこと。そして、自分に合うものを見つけるまで、試してみることだった。
「やったことのない副業に完璧な準備なんてできません。これまでの仕事で身につけたことや、日常の経験が役立つこともありますし、続けるうちに少しずつ上達していきます」
大切なのは、「特別なスキルがないからできない」と決めつけないこと。自分では当たり前にできることの中に、誰かに求められるものがあるかもしれない。
「僕もどちらかといえば内向的で、人見知り。でも続けるうちに、人とのつながりや情報の大切さもわかってきました。最初から何でもできる必要はないんです」
年収300万円台から始まった小原さんの資産形成も、振り返れば、最初の一歩は「もっとお金が必要。では、自分には何ができるか」と考えたことだった。
いきなり大きく稼がなくてもいい。まずは100円、1万円、そして少しずつ貯金を増やしていく。そのために、自分にできることを探してみる。
次ページで挙げる小原さんの「稼ぐ才能」チェックリストを参考に、お金に困らない未来への第一歩を踏み出してみよう。



















