座っているだけなのに疲れるのはなぜ?

 イスやソファに座っているだけで、腰や背中がつらくなる人も多い。

「座っているのに疲れるのは、前かがみの姿勢になっているから。上半身に重力がかかっているので、身体の負担が増します。自分の真上からカメラで撮影されていると仮定して、頭、肩、お尻など、カメラに映る面積が広いと疲れやすく、反対に面積が狭いと疲れにくい姿勢になっています。

 特に、ソファはお尻が沈み込み、ひざよりお尻が低い状態で前かがみになると、背中や腰が痛くなります。背もたれが腰に当たるように、座るようにしましょう」

 さらに、全身の疲れの原因になるのが、気づかぬうちにやっている「食いしばり」にあるという。

「黙々と作業しているときやスマホを見ているときなど、奥歯と奥歯を食いしばっていたりしませんか。食いしばる時間が長くなると、首や肩の筋肉が張り、片頭痛につながることもあります。日中の無意識の食いしばりに注意しましょう」

 特に、「寝ても疲れがとれない」という人は、睡眠中に歯ぎしりをしているケースもある。ただし、いつもと違う頭痛や強い痛みを感じる場合は、医療機関へ。

 疲れない身体づくりの第一歩は、自分の動作や姿勢の“クセ”に気づくこと。そのクセを修正して、正しい身体の使い方を身につけよう。