リメイクならではの苦戦
1位は『SUITS/スーツ』('18年/フジテレビ系)。
「アメリカ版を見た後だとギャップがある。本家は超えられない」(埼玉県・40歳・女性)、「(踊る大捜査線の)青島のイメージが強すぎる」(神奈川県・62歳・女性)とワースト1に。
「海外ドラマのリメイクの難しさに直面した作品。ニューヨークの大手法律事務所のスタイリッシュな世界観やスピーディーな会話がオリジナルの魅力。それをリメイクし、日本のドラマとして成立させる難しさがありました」(苫さん)
アメリカの同名ドラマをリメイク。大手法律事務所を舞台に、主人公の弁護士を織田裕二が演じている。
「織田さんは『踊る大捜査線』のイメージがやはり強い。海外版のキャラクターと比べ、違和感を持つ人が多かった」(苫さん)
「よかった」から「がっかり」まで、ずらりと出そろった法廷ドラマ。そこには共通点があるという。
「『HERO』のヒットで、法廷ドラマのフォーマットが確立されました。変わり者の主人公と、個性的な仲間がいて、わちゃわちゃの群像劇で見せていくという、『HERO』を下地にしたドラマが多く見られます。ただ、主人公のパターンも出尽くして、最近は差をつけるのが難しくなってきた。フォーマットの中でどう変化させていくかが、今後の課題となりそうです」(苫さん)
今期、『南田南弁護士は天才肌』は過去作を越えられるだろうか─。
「がっかり」法廷ドラマTOP5
苫とり子 2019年からフリーライターとして活動中。Webメディアや雑誌に多数寄稿している。ジャンルは、エンタメ全般を広く網羅
取材・文/小野寺悦子


















