ちなみに食事については「気にしないのが体調管理だと思っているので、好きなものを好きなときに食べます」と潔し!

「洋服や料理が好きだし、美大出身というのもあって、どっちかというと、そっちかぶれの人間なんですよ」

「演じてみたい人物はたくさんいます」

 SNSには自作料理「馬木也めし」の写真をアップすることもある山口。最近ハマっているのは、ドラゴンフルーツを使ったドレッシングのサラダ。

インタビューでも話してくれた、ドラゴンフルーツを使ったサラダ。「馬木也めし」はSNSで随時更新(山口馬木也さんのマネージャー提供)
インタビューでも話してくれた、ドラゴンフルーツを使ったサラダ。「馬木也めし」はSNSで随時更新(山口馬木也さんのマネージャー提供)
【写真】めちゃ美味しそう! SNSで大好評の「馬木也めし」

「ドラゴンフルーツの赤肉種のものにサワークリームとレモン、塩、蜂蜜を加えて、つぶして混ぜるんです。するとショッキングピンクのような色になって、緑の葉物野菜にかけると、補色ですごく映える。そこに西洋ワサビやチーズをふりかけたり、バルサミコ酢を加えたりしてもいいし。酸味と甘味と塩味が合わさって意外と合いますよ」

 YouTubeなどを見て作ることもあるが、このレシピは「“あ、これいいかも”と思って作った」というオリジナル。色に対する感性も、さすがアートのセンスが光っている。

 実家は代々ひな人形を作る職人。それもあってか、「何か作っている時間が好き」だという。

「絵も、ちまちま描いているのが好きで、作品意識がないんです。だからアーティスト志向じゃないんだなと思って。ひたすら集中して作業すること、没頭して時間を忘れる感覚がたまらなく心地いいというか」

 映像と舞台、両方で活躍し作品を作り上げている山口だが、舞台ならではの魅力はどんなところに感じているのだろう。

「やっぱり生なので、お客様に作ってもらう部分が大きいですね。客席から言葉にならない何かが刺さってくるのは本当に不思議。それを感じ取ると、役者はもっと共有できると思って、そこにどんどん入っていくというか。映像でもスタッフさん方の反応で似た現象は起きますが、お客様がリアルに教えてくれるのは舞台ならでは」

 今作はタイトルに“LAST STAND”ともあるように、劇団☆新感線で上演するのはこれが最後となる。「滑り込みセーフでした」と語る山口、オファーを受けた段階ではまだこのことを知らなかったという。

「僕のビジュアル撮影に中島先生が来てくださって、そこで教えていただいたんです。“間に合ったね”“はい、よかったです”とお話ししつつ、“もうちょっとやってくださいよ~”とお願いしたんですけどね。だって、僕のように出たいと恋焦がれている俳優は大勢いますし、今回の公演できっとまた増えるはずだから。実は続くんじゃないかって、淡い期待をしちゃうんですけど」

 柴田勝家や『侍タイムスリッパー』の会津藩士など、これまで演じてきた武士は数知れず。思い入れのある武将や時代を尋ねると、「実はそこまで歴史に詳しくなくて」と意外な返答が。

「学生のころ日本史の授業が好きだったとかも、全然なくて。時代劇は大好きなんですけどね。でも演じてみたい人物はたくさんいます。というか、有名どころは全員演じたいくらい(笑)」

 2作続けての戦国時代ものに「巡り合わせを感じる」と思いをはせ、「武将顔とよく言われるので、今日はヘアメイクさんにアンニュイな髪形をリクエストした」と照れ笑い。渋いイケオジぶりとチャーミングな素顔のギャップも、たまらなく魅力的だ。そんな彼が夢見る時代劇の未来とは?