3位は杉本哲太

「演技がうますぎて歌手だったとは知らなかった」(東京都・52歳・女性)

 そんな驚きの声が寄せられた3位は、杉本哲太。紅麗威甦(グリース)でデビューしたバンドマンだが、今では俳優としての顔がすっかりおなじみだ。

「いい人から情けない人、犯人までやれるのがすごい」(京都府・49歳・女性)という回答にもあるように、持ち味は役柄の幅広さ。朝ドラ『あまちゃん』(NHK)の駅長・大吉を思い出す人も多いだろう。

 一方、小林さんは『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)の、集団の中で勝手な行動をする乗客役を挙げる。

「嫌な役もやるし、コミカルな役も父親役もヤクザ役もできる。表現力がオールマイティーなんです。『救命病棟24時』(フジテレビ系)でも、主役の脇にいるのに妙に存在感がありました」

 遠藤憲一、大杉漣さんら名脇役たちが集う『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系)になぞらえて、「もし今、新たにメンバーを集めるなら、杉本さんはその中心になるような人だと思います」とも。主役でなくても見終わると記憶に残っている、頼もしい名脇役だ。

2位は陣内孝則

陣内孝則
陣内孝則

 2位は、ザ・ロッカーズのボーカルとしてデビューした陣内孝則。

「どちらかというと俳優のイメージのほうが強い」(大阪府・55歳・男性)、「見ていたドラマや映画のどれでも役をこなしていると思っていた」(大阪府・53歳・女性)という声のほか、大河ドラマ『軍師官兵衛』(NHK)の宇喜多直家役を推す人も。トレンディードラマから時代劇まで、強い個性で作品を彩ってきた。

「音楽の感性を持ったまま、コミカルな方向にも進んだ人ですね。演技だけでなく、司会もできる。俳優はバラエティーに出ない、というような空気を変えてくれた存在だと思います」

 お茶の間を楽しませる柔軟さは、素顔にも通じるという。

「ご自身のキャリアまでギャグにしてしまえるし、徹底的に腰が低い。そういうことができる人は、なかなかいません」

 小林さんの記憶に強く残るのは『ストーカー・誘う女』(TBS系)。ストーカーに追い詰められる会社員を演じた作品で、強烈な演技に、つい何度も見返したという。「疲れて気持ちを切り替えたいときにどうぞ」と、忘れがたい一作に挙げた。