“PR動画”にも批判の声
発足日から国民の自助を求め、有事の可能性にまで触れた細野防災相に対して、ネット上には「自助でなんとかしろというのは本当に無責任すぎますね」「1週間分備蓄したくてもこんなに家に置けないよ」「悲報 防災庁さん 設立日にいきなり自らの存在を否定してしまう」「残念ですが、現政権には力強く国民を守ろうという気持ちもないと感じました」「発足初日に……国民の役に立つ気はあるんだろうか……」「余計な不安を煽ってるだけ」などの批判的な声が多くあがった。
しかし、一方で「国行政だけに頼らず、私たちが出来ることの備えは最低限必要と思います」「災害にあった人すべてを即座に助けることは、どんな国でも無理でしょう。助けが届くまで、耐えなきゃいけないかもしれない。そのための呼びかけでしょ」「『自分で備えてください』と言うと、『なんで自分たちでやらないといけないんだ』と言い出す馬鹿が多いこと多いこと……」など、細野防災相の呼び掛けを支持する声も見受けられる。
なお、防災庁については、発足日に首相官邸がXに投稿した“PR動画”も反感を買っている。《国民の皆様の「命と暮らし」を、守り抜く。そのために、一切の妥協はしない。この覚悟の下、「世界一の防災大国」を目指し、力を尽くしてまいります》としてポストされたのは、高市早苗首相と細川大臣の様子が収められた、物々しい“BGM付き”の映像。これに対して、「今でもダンボール暮らしを続けている被災者を放置して何言ってるんですか?」「被災者を助けることよりもプロパガンダPVに税金を惜しみなく使い、不安を煽る発信」など、熊本震災の被災状況を鑑みて厳しい声が寄せられているのだ。
「批判を浴びた細野防災相ですが、翌日の11月3日にはさっそく熊本地震の被災地である熊本県八代市などを訪問しました。そこで“自治体の力の差が被災地や被災者に及ぶことがないよう、国としてもサポートしていかなければならない”と語っています。就任直後の週末に被災地へ足を運んだスピード感からは、現場主義を貫こうとする意欲が窺えます」(政治ジャーナリスト)
防災庁が真に国民の命を守る司令塔として機能するのか、今後の施策に注目が集まる。


















