根尾昂もサポートメンバーとして参加した、大谷翔平らWBC日本代表選手らによる会合(根尾の公式インスタグラムより)
根尾昂もサポートメンバーとして参加した、大谷翔平らWBC日本代表選手らによる会合(根尾の公式インスタグラムより)
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 投手転向1年目の2022年、TBS系『サンデーモーニング』(5月22日放送)に出演した工藤監督は、試合でのピッチングを見た上で「立浪監督は(根尾の)いろんな可能性を引き出すために登板させたと思う」と、当時の立浪和義監督の起用法に一定の理解を示していた。

 そして同じく出演者の上原浩治が「今すぐピッチャーは厳しい。(育成に)2、3年は必要」と、公式戦で早々に登板させたことに疑問が呈されると、

「二刀流」の可能性を引き出す

「大谷君が(メジャーリーグで二刀流を)やっているように、日本でも“二刀流”というのもあってはいいのかなと思う。彼はバッティングもいいし、150キロを投げていることを考えれば、その(二刀流の)可能性を大いに引き出すのは“アリ”かなと思います」

 工藤監督は「バッティングがいい」と、この時は根尾の「打者」としての可能性を見出し、同年にロサンゼルス・エンゼルスで投手として15勝、打者として34本塁打で「二刀流」を体現した大谷翔平(現ロサンゼルス・ドジャース)の道を提示したのだった。

 この“大谷翔平化”の評から5シーズン、打者として54打席に立って48打数10安打で、打率は.208と「投手としては打つ方」と言える成績。投手転向後も打撃練習では鋭い打球を連発する根尾は、打席に立った際には「打者として打線を繋げたい」と、試合に出た際には投打でチームに貢献できることを懸命にやろうとしている。

 秋季キャンプ前にナゴヤ球場で顔を合わせた両名。根尾の直向きに練習に打ち込む姿に、工藤監督は来シーズンにどんな起用法を打ち出すのか。「大器晩成」に向けてファンの期待は尽きない。