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 更年期障害についてまことしやかに言われていることは、本当なのか? 更年期ならではの素朴な疑問について、うわさの真偽を『いけした女性クリニック銀座』院長・池下育子先生に伺った。

Q 見た目が若くてきれいな人は、やっぱり更年期障害も起こりにくい?

A 見た目と更年期障害のあるなしは関係ありません

「見た目が若い人は、美意識が高く何かしらの努力をしている人。でも、それと更年期障害の有無とは直接結びつかないことがほとんど。外見を磨いても、内面はしんどいという人も多いもの。見た目だけ若くても身体の中身まで若返るというわけにはいかないので、体内のケアやメンタル面でもケアを怠らずに行っておいて」

Q 出産経験の有無と更年期障害は関係ある?

A 基本的には子どもの有無とは関係ないことがほとんど

「基本的には子どもの有無とは関係ないものの、更年期障害はメンタル面の影響も強いもの。子どもがいると受験、就職、結婚など気をもむことや、子どもをめぐる人間関係などが増えるため、それがストレスと感じると、更年期症状に影響する可能性もあります」

Q 更年期の症状で内科に行ってもいいの?

A できるだけ専門医に診てもらうほうがいいでしょう

「もちろん内科の先生でも診てくれます。ただ、身体の不調の検査をして、明らかに更年期の症状だと判明した場合は、婦人科など更年期の専門医に診てもらうほうが望ましいですね。この先、年を重ねていくなかで、かかりつけ医になるような信頼できるドクターに出会えると安心」