fukudamoe
 SNSの普及で、芸能人に限らず“炎上”するケースが増えている。

 自慢ネタはある意味、禁止ワード。横浜国立大出身のタレント・福田萌は、慶應大出身のオリエンタルラジオ・中田敦彦との“高学歴”婚についての発言で炎上。

「私たち夫婦は、親の用意してきた道を歩んできたのではなく、学歴をつかみとってきたという誇りがある。努力の証明書として学歴がある。芸人さんっていろいろ不安定だけど、彼は慶應に入るだけの努力をしてきたから、もし何かあったときも頑張れる馬力があるはず」

 この発言を受けネット上では、

《高学歴のみを努力の結果と思うのはちがう》

《努力せずにいい大学に入れるやつはどうなる》

 といった反論が巻き起こった。『人に好かれる話し方の法則』(泰文堂)の著者で、スピーチコンサルタントの村松加王里さんはこう語る。

「親の経済力とかで塾に通えなかったり、家庭の事情で大学に行けないという人もいますし、誰もが自分と同じ境遇ではないですから。やはり、自分がこうだから他人もこうなんだと、自分のものさしではかるのはちょっと違うとは思います。自慢話は嫌われやすいですし」

 そこで、自慢話をしたいときは、笑えるような“自虐ネタ”でバランスをとるといい、というアドバイスも。

 実際、SNSは一般人だってできるのだから、芸能人のような炎上被害にも遭う危険性は低くない。そういう意味で、気をつけるべきことを聞いてみた。

「“か行”を意識した内容を盛り込むと好感を持たれますよ。“か”は感動話、“き”は共感できる話、“く”は苦労話です。“け”は、けっさくな話ということで、面白くこっけいな内容を。“こ”は困ったという不幸な話です」(村松さん)